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2025-12-08 09:00:00

大掃除の際の「高圧洗浄機」注意点

【外壁清掃】高圧洗浄機を使う前に知っておきたい7つの注意点

外壁の汚れは、雨・ホコリ・排気ガス・カビ・コケなどが原因で、時間とともに蓄積してしまいます。
そこで便利なのが 高圧洗浄機。強力な水圧で汚れを落とせる一方、誤った使い方をすると外壁を傷つけたり、家の寿命を縮めたりする危険もあります。

今回は、外壁掃除で高圧洗浄機を使う際に 必ず知っておきたい注意点 を7つにまとめました。


1. 外壁の素材によって水圧を変える

外壁材にはさまざまな種類があります。
サイディング・モルタル・タイルなど素材ごとに適切な水圧が異なります。

  • 窯業系サイディング:水圧が強すぎると塗膜を剥がす

  • モルタル壁:クラック(ひび割れ)部分から水が浸入する恐れ

  • タイル壁:タイル目地の劣化部分に注意

特にDIYの場合は 最大圧力での使用は避け、弱めの圧で様子を見ながら 調整しましょう。


2. ひび割れや劣化部分には高圧を当てない

高圧洗浄はパワフルなため、
ひび割れ・剥がれ・コーキングの劣化部分にそのまま当てると 水が内部に浸入 し、
カビの発生や内部腐食・雨漏りにつながる場合があります。

作業前に外壁をよくチェックし、劣化部分は避けて洗浄しましょう。


3. 洗浄する日は天候をチェック

高圧洗浄では水が大量に飛び散るため、風が強い日 は作業に不向きです。
また、外壁が濡れたまま気温が下がると乾燥しにくく、カビが発生しやすくなります。

晴れまたは曇りで、風が弱い日 を選ぶのがベストです。


4. 隣家・車・窓への飛び散りに注意

高圧洗浄は想像以上に水が飛びます。
そのため、

  • 隣家の壁や窓

  • 自家用車

  • 玄関周り

  • 植木や家具

などに水や汚れが飛ぶ可能性があります。

ブルーシートや養生シートでしっかり覆う ことが大切です。
特に車は水アカの原因にもなるため、事前の移動・カバー掛けを推奨します。


5. 電源まわりや換気扇に水をかけない

コンセントカバー・給湯器・換気扇・エアコン室外機は、
高圧の水を直接当てると 故障や漏電の危険 があります。

これらは 必ず養生 し、距離を取って洗浄してください。


6. 洗浄前に「洗剤洗浄」が必要な場合も

外壁の汚れは、

  • カビ

  • コケ

  • 排気ガスの油汚れ

など種類によって効果的な洗い方が異なります。

高圧水だけでは落ちにくい汚れには、
外壁専用の中性洗剤やバイオ洗剤 を使うとよりきれいになります。


7. 高所作業は無理をしない

外壁の2階部分など高所での作業は滑落の危険があります。

DIYする場合は以下を必ず守りましょう:

  • 無理に脚立を伸ばさない

  • 足元を安定させる

  • 2人以上で作業する

  • 高所はプロに任せる

特に雨樋周りは滑りやすく危険です。


まとめ:安全に使えば、高圧洗浄は外壁掃除の強い味方

高圧洗浄機は外壁をきれいにするうえで強力なツールですが、
誤った使い方をすると外壁の劣化を早めてしまう こともあります。

 

今回紹介した注意点を守って、安全に作業を行いましょう。
「自分でやるのは不安…」という場合は、無理せず専門業者に依頼するのがおすすめです。